399号 発進塔:記念誌刊行にあたって

掲載日:2013年05月25日

はまゆう療育園では十年毎の節目に記念誌を刊行して来た。十年間の運営状況を記録として残すと共に、入園者の生活状況を「生きた証」として保存する意味合いを含めてのものである。

特に二十周年には「園生の記録」として個々人の入園以来の医療を含めた生活記録を編集してみた。子供の頃から施設に入所・入園している人は、家庭にも殆ど個人の写真とか生活の記録が無いのではないかと思い、可能な限り生活記録を大切に整理保存してやる必要があるのではないかと考えたからであった。保護者の方々にも随分喜んで頂いた。その時点で四十周年には必ず二十年間分を追加してあげようと決めていた。

然しながらその後「個人情報保護法」とやらで問題視する意見も多くなり、途中で中断せざるを得なくなった次第である。

今回刊行する記念誌は趣をかえて、療育園の法人設立以前の構想を具現化する過程を含めて、資料を再点検するところから始め一年間がかりの作業であった。やっと校正も終え印刷に廻す段階になった。とはいっても私は何もせず、企画から資料の整理・編集と殆ど大仁田典子さん一人に押しつけてしまった。御苦労かけた事に心から感謝すると共に反省もしている。大仁田さんと言えば九州大学を卒業し、政府系金融機関に従事しておられた才媛で、永い間「浜木綿」の展望台を執筆して下さっている方である。御主人の英貴氏は苓北町志岐出身のフリーのカメラマンである。

今回の記念誌は過去をふり返り、今を自覚し、さらに将来の経営や運営の糧にしてもらう積りで制作したものである。保護者の方々や既に退職した人々、そして職員の皆さんにも希望者には配布する予定にしている。多分六月下旬になると考えている。

事業計画の変更

朝令暮改と言われるかも知れないが先月本紙で述べた事業計画を変更する事にした。国の補助金を受けて療育園の大規模な改築や一部新築をするといった計画のことである。しかし大幅な変更をせざるを得なくなり、先日の役員会にも報告し了解を得た。紙面の都合で理由を詳細に述べることは出来ないが概略のみ説明する。まず現在の建物を今後十年余りは使用し続け、必要な改築や補修を行うという事である。ただ現時点で必要とされている陰圧室の設置・厨房の拡張・洗濯室の移築及び設備更新・機械室の新築及び機械の更新・建物内・外装の補修等々を日常の運営に支障を来さない範囲で行うようにする。既に設計を依頼しているので順次建築及設備工事を行う予定である。なお本年度運営計画作成に当たって、諸行事の制限及び医療機械等の購入制限を指示していたが、それ等は撤回する。再度申請してもらって差支えない。

ひとりごと

将来的に考えると天草は気候温暖であり、福祉施設を運営する環境としては最高である。しかしその反面都会からの交通の便が良くない。しかも少子高齢化のうえに若者の都市部への流出が重なり人材の確保が年々困難になっている。行政の努力でこれ等が少しでも改善されるなら別であるが、今のままだと療育園は熊本市郊外への移設も考えなければならないかもと思案している昨今である。

今年は例年より早く梅雨入りした。皆さん体調管理に心掛けてほしい。

一貫グループ会長
永野 義孝

今月の紙面一覧

1.病院機能評価受審に向けて
2.障害者総合支援法施行 スキルアップしませんか 苓北支援学校入学・卒業式 太極拳
3.天草慈恵病院活動発表会
4.デイケア棟落成 蕩蕩館始動 附属保育園が開園

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