402号 発進塔:今年を振り返る

掲載日:2013年12月10日

多くの災害や紛争が各地域で多発した年であった。そんな中私は人口減少社会、とりわけ就労人口の減少推移に最も注目して長期事業の策定を進めて来た。その過程で大失態を起こしていることに気付いた。

第1は都市部の人口推移である。地方は人口減少(就労人口)しても都市部はそれ程でもないと決め込んでいた。調査を進めてみると田舎と同様の減少が数年遅れで起こる事が判明したのである。

次に人口減少社会をマイナスイメージだけで捉えて、それに抗って事業の現状維持、拡大の為の方策ばかりを考えていた。しかしそれを総て受け入れる気持ちになると別の発想が湧いてきた。豊かな自然の中で心が和む施設づくりに専念しようという案である。

第3が在宅看護・介護の問題である。介護は家族の問題でなく社会の問題として介護保険が導入されたが、実際は家族の犠牲の上に成り立っているのが実情である。家族は疲れ切っているのである。この対策を真剣に考えなければならない時期に来ている。紙面の都合で詳しくは述べれないので、新年号で詳しく記す。

ともあれ閃きがなく、先行きを考えて気重な1年ではあった。

繰り返し

最近は日暮が早い。侘しい思いすらする。しかしそれも今日までであり、明日からは少しずつ日の入りが遅くなる。そうは言っても昼間の時間が最も短い冬至は2週間後である。昼間の時間が最も長い夏至の頃と比較するとおおよそ5時間の差がある。6年前にも「日の出と日の入り」について述べたが、その後に入職した方も多いので再度繰り返してみることにした。

まず「日の出」とは太陽が地平線上に姿を見せ始めた瞬間をいい、「日の入り」とは太陽が沈み始めた時ではなく、完全に沈んでしまった瞬間であることをまず頭に入れてもらいたい。

ところで昼間の時間が長くなるという事を日の出の時間が早くなり、加えて日の入りの時間が遅くなると勘違いしている人が意外と多い。然し実際は若干のずれがある。何故そうかと言うと太陽を廻る楕円形の公転軸と地球の自転軸にずれが生じているからである。そのおかげで各国それぞれの四季が形成されるのでもある。

日本に於いては「日の出」が最も早い日は夏至の1週間後の6月15日頃にあたり、逆に最も遅いのが冬至の2週間後になる。また「日の入り」について言うと最も早い日は冬至の2週間前であり、遅いのが夏至の1週間後にあたる。しかも日の出が早まるときは急速に早まり、日の出が遅くなる時にはゆっくりである。なお、日の入りについて言うと、日の入りが遅くなるのはゆっくりで、日の入りが早くなる時は1.3倍のスピードがある。秋の日は釣瓶落としと言われる所以である。

ともあれ寒さは増々厳しくなるであろうが、しばらく辛抱しよう。
職員の皆さんにとっても様々な出来事があった1年であったろうと考えます。また組織の為やクライアントの為とは言え、苦言を呈したこともありましたし、日常業務以外の私的なことでいろいろお世話になった方もあり、感謝しています。

皆さんにとって新春が心豊かで夢多い年になるよう祈っています。

(12月8日)
一貫グループ会長
永野 義孝

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3.訪問服薬指導 敬老会 アジアユースパラ競技会に参加
4.クローズアップ:内視鏡検査のすすめ➀

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